TEKNA

技術文明 現代人の「性急さ」                森泉弘次

 事件の背景には、技術文明がはらむ根本的問題があると考えます。乗り物、情報の
超高速化を進める現代人の「性急さ」と言う問題です。


 「待てない」「一刻も早く解決しなくては・・・・。」と言う焦りです。  「待てない」人間は暴
力的になる。ネットも普及は、性急さをいっそう助長する。子供の場合はなおさらです。  


 フランスの哲学者ベルグゾンは、時間の本質は、「数量化=空間化」され得ない、精神
的、霊的持続にある。と主張しました。  


 ところが、性急さに駆られる現代人は、「時間の空間化」に忙しい。すなわち活きた流
動的時間を目に見える数字に変換して―時間やカレンダーに固定して―安心する。そ
の結果、時間の生命である生き生きした活動=持続を忘れ、遅刻恐怖症、加齢不安に
陥る。  


 ではどうしたら、「持続」をとりもどせるか。ここで参考になるのが、ユダヤ教哲学者の
ヘッツシェルです。彼は、 『シャバト』(教文館)という本でユダヤ教の安息日の現代的意
味を問い直し、時間の中に隠されている「聖」に目覚めることの大切さを説きました。  


 多忙な現代の生活の中で、週に1度だけ仕事を休み、「聖化された時間」を経験するこ
とは、人間らしい生き方への他者への配慮や分かち合いへの道を開くと言うのです。  


 今の日本の子供に安息日を守らせることは難しいでしょうが、週に1度決まった時間に、
先人の宗教書や歴史書や長編小説を読む習慣をつけさせたいものです。


 2004年7月1日読売新聞【夕刊】より なおこの記事は長崎県佐世保の少女殺害事件の
背景にある子供とネット問題の特集の中で取り上げられたものです。2005年2月には森
泉先生により「子供とインターネット」というテーマでお話頂けます。乞ご期待!


パレスチナを訪問して           梶山順

 日本聖公会東京教区の植田主教は旧知の中東聖公会エルサレム教区のリア・アブ・エ
ル・アッサール主教の招聘により、今年の2月3日から13日までの10日間、11人の訪問
団と共にパレスチナを訪問されました。1948年にイスラエルが建国されたとき、あの地に
はかなりの数のクリスチャンがいたことをご存知でしょうか?イスラエル建国時にはパレス
チナ人の約 20%を占めていたといわれるクリスチャンは、現在では2%以下になり、教会
の存続さえ危ぶまれるほどになっています。そのような困難な状況にありながら、懸命にそ
の中で生き続けようとしている聖公会の教会と信徒を訪ね、その働きを学びながら私たち
に何かを探ろうとした10日間の旅でした。その一団に加えていただいた私にとっては、19
99年、2000年の聖地旅行に続く、3度目のパレスチナ・イスラエルの旅でした。 


 99年に初めてイスラエルのヤド・バシェム(虐殺記念館)に行ったときの違和感!そこでは
ユダヤ人がヨーロッパで迫害され続け、ホロコーストを経験し、第二次大戦後、解放されてイ
スラエル建国にいたるまでの歴史が主に写真で展示されていました。それはまさに私がその
ときまで認識していたイスラエル建国に至るユダヤ人の苦難の道でした。でもそれを見ながら、
はっと気がついたのです。これって今イスラエルがパレスチナ人にしていることそのままじゃな
いのかと。それ以来、聖地旅行をしながら、96年に日本YWCA総会ゲストとしてみえたリマ・タ
ラジ・パレスチナYWCA会長(当時)の話の現実が見え、パレスチナは私にとって目の離せな
い国になりました。その後、パレスチナ・イスラエルのニュースを聞きながら、もう一度現地に
行って自分の目で確かめたい、そこに住んでいる人にも会いたいと思っていたのです。  


 現在、中東聖公会のエルサレム教区の信徒数は約7000人。イスラエル、パレスチナ自治
区のみならず、ヨルダン、レバノン、シリアも含めて、29の教会と35の関連施設(学校、病院、
福祉施設など)を持っています。なぜ教区が5か国にまたがるかといえば、それがパレスチナ
人のいるところだからです。


 パレスチナ人780万人のうち500万人は難民といわれ、半数はイスラエル、西岸地区、ガ
ザに、残りは周辺のアラブ諸国ばかりでなく、世界中に散らされ、現代のディアスポラとも呼
ばれているとか。  


 私たちは、エルサレムやナザレ、西岸地区のラマラにある聖公会の運営する学校や病院な
どを訪問しましたが、そこで学んだり、働いているパレスチナ人はイスラムの人が多数で、そ
こで働く女性たちもベールを被っている人がたくさんいました。聖公会に限らず、各キリスト教
団体はこうした住民福祉に関わる事業体を多く運営しており、海外からの教会とそれに連な
る人々の助けに依らなければ、存続させていくことは難しい状況です。  


 実際、イスラエル側に多くの土地や水源を取り込むために立てられた高さ八メートルのコンク
リートの分離壁や電流の通ったフェンス、人の往来に立ちはだかる築山やチェックポイントを見
たり、パレスチナ自治区を分断して縦横に走るイスラエル人しか走れない高速道路を見れば、
それだけでもパレスチナ人の暮らしが成りたたない状況にあることを理解することはさして難し
いことではありません。パレスチナ人の共同体を物理的、心理的に破壊して、住み続けることが
できない状況に追い込むことが人として許されることではないことは明らかです。  


 あの地にパレスチナ人がいたのはユダヤ人が置いたわけでもなく、パレスチナ人が望んだか
らでもなく、神が置かれたのです。神は確かにアブラハムを祝福の基として選ばれたけど、他の
民も神が配在されたのであり、一人として無駄なもの、不要なものを創造されたわけでないはず
です。  パレスチナから戻ってきた私に何ができるのか。パレスチナといえばテロ集団のように
思われているのは正当ではないこと、そして今、パレスチナ人の置かれている状況を自分の見
てきたことを話すことで、少しでも伝えられたらと思っています。


 9月20日の東京教区フェスティバルにパレスチナからリア主教初め8人が日本に来られ、集
会をもちます。今年は立教大学タッカーホールに是非皆様お出かけください。


2004年2月3日から10日間、日本聖公会東京教区の植田主教他12名がエルサレム教区を
訪問されました。 その訪問団の中にMJM東京のメンバーでもある梶山さんがいらっしゃいまし
た。MJM東京の皆様と共に梶山さんの報告を分かち合いたいと思い報告書を頂きました。

機会があればお話を伺いたいものです。  

また、梶山さんの報告書の最後にもあるように東京教区では今年の教区フェスティバルでエル
サレム教区からの訪問団をお招きすることになっています。当日は、梶山さんの報告の中にあ
るような貴重なお話も伺えると思います。ご興味のある方はどうぞ参加なさってください。  

2004年 9月20日(月・休)
10時  教区合同礼拝  聖餐式   タッカーホール
12時30分   昼食・アトラクション  第T食堂 9号館2F他                             
パレスチナ写真展   8号館      パレスチナ関係出店  9号館(1F)
14時    シンポジウム「パレスチナ・キリスト者の生き方と希望」  9号館(2F)
エルサレム教区からお招きするゲストの方々からお話をうかがいます。


【例会ご報告】

2003年9月例会 (10月3日(金)9:30〜)
管区事務所会議室にて
ロイド司祭とエリザベスをお迎えしての聖研

出席者 ロイド司祭、エリザベス、阿部、梶山、河崎、森泉弘次&澄江、柳生、山添、若生、
丸山、元村、佐藤、山根、吉田、土屋、斎藤、関谷ご夫妻、吉村司祭ご夫妻、中野、三浦、    

ロイド司祭とエリザベスをお迎えしての聖研に、沢山の方々がお集まりになりました。聖研を
はじめる前に30分ほど、お茶会をして、再会を喜びあいました。

聖研では、ロイド司祭が、Kenneth Bailey が書いた本からルカ伝の15章を題材にお話をされ
ました。  ルカ伝15章には、「見失った羊」、「なくした銀貨」、「放蕩息子」の3つのたとえ話が
書かれています。通常たとえ話は、1つの真実を伝えるために何かにたとえて話をするので
すが、この本では、たとえ話はたとえ話ではなく、もっと深い意味があると書かれています。 
良く組み立てられた、たとえ話です。

「見失った羊」では(you ―one―99)―lost―Find―Rejoice―Find―Lost―(you − one − 99)
「なくした金貨」では、Introduction ― Lost - Found ―Rejoice ― Found ― Lost ― Conclusion  

この3つのたとえ話の共通テーマは何でしょうか? それは、見失ったものを見つけること(Finding
the Lost)。ではだれが見つけるのでしょうか。だれがそれを喜ぶのでしょうか。それは神様です。
我々が悔い改めることで、神様がお喜びになるのではなく、神様が、先に我々に手を差し伸べてく
ださる。我々と和解をしてくださるのです。大きな喜びが天にあるのです。わたしは神様の無償の
愛、無条件で受け入れてくださる無限の愛を感じます。  

まだまだ話をロイド司祭にしていただきたかったのですが、時間に限りがあり、放蕩息子のお話
は聞けませんでした。聖研後は皆で昼食をとり、思い出話や近況等を語り合いながら、楽しいひ
と時を分かち合いました。

 ロイド司祭とエリザベスは、長野県の小布施にある 中学校の英語の先生をしている娘ジュリア
さんを訪ねて日本にいらっしゃいました。久しぶりの日本を楽しまれてNYに戻られました。          
(三浦記)



10月例会(10月30日10:30〜)
講師  森泉弘次先生 
第6回ヘッシェル講座(最終回) テーマ  「ヘッシェルの死についての思想」
出席者 歌代、梶山、坂田、佐藤、西牧、三浦、森泉先生ご夫妻、山添、若生

ヘッシェルの生きた時代は、戦争に次ぐ戦争の時代でした。彼は単にユダヤ人であったがため
に言われもない憎しみを受けて多くの同胞を失うと言う、想像を絶する苦しみも経験しなければ
なりませんでしたし、自身も何度も生命の危険にさらされました。今回はこのような極限を生きた
ヘッシェルの死生観を示唆する8つのキーを学びました。ここでは8つの全部をご紹介できませ
んが、彼にとって 生は先祖からの生命の連鎖の先端にあるもの、そして死は生の意味を吟味
するテストであり、生の持つ価値観の絶対的否定ではなかった事だけお伝えいたします。  

戦争にあってこれほどまでの残虐な経験をしなければならなかったヘッシェルがそれでも崇高な
魂を失われなかった事は、「大きな驚き」としか言えません。ヘッシェルの人生を学びながら、彼
の神に対する精錬された鉄のように硬く揺らぎない愛(同時に神の思われ人として受けている愛)、
それこそが彼の生そのもの(実存)のように思われました。その愛は苦難の中にあろうとも決して
消滅することなく、希望や忍耐や持続などの「生命力」と形を変えて、彼の活動の中で泉のように
湧き出しています。現代の日本のように不安定で空虚な時代、ダイナミックなヘッシェルの力強さ
を学び、次世代に語り継いで行きたいものです。

最後のこのようなすばらしい講座をご用意くださった 森泉先生に心から感謝いたします。
(若生記)


11月例会 新生教会にて
講師 沼田ハル子さん テーマ 「必要に応に必要な時に必要なサービスを」
出席者 森泉ご夫妻、三浦、佐藤、元村、工藤、 笹原(佐藤さん姉上)、間野(教会員)、坂田 加瀬(友愛の灯職員)法亢(牧師夫人)

前回の介護保険制度についての説明をしていただき、それに引き続いて患者は何を必要として
いるのか、要求を満たしているのか、いつもそれを頭にいれ、お手伝いをしていらっしゃいます。
具体的に例をあげながらのお話で心に残ったのは、日本のヘルパーの社会的位置づけが低く、
家政婦さんが着てくれたものと考え中々本人や家族が本来の意味を理解してくれず、それも大き
な課題だそうです。

これからも「この方が来てくださって本当によかった」 と言ってもらえるよう日々スキルアップし、ま
た介護というものを複数で支えあい、補い合って行きたいと間に質問を挟みながらの沼田さんの
温やかなお人柄に触れてよい学びのひと時を持てました。                 
(坂田棗記)


12月例会(12月10日 10:30〜) バルナバ教会にて
出席者 澤司祭、森泉夫妻、西牧、三浦、若生、陶浪  

澤先生の司式、森泉先生のお話でクリスマス礼拝を行いました。森泉先生にとって今年のクリス
マスは、お孫さんの受洗、孤立していた教会生活が改善されつつあることで特別にうれしいものと
なったそうです。日頃の祈りがいかに大切かを改めて感じさせられたお話でした。また12歳のお孫
さんが書かれた文章に感動しました。  

「僕はイエス様のように死にたい。なぜならイエス様は自分の命よりみんなの命の方を大事にした
から。」  お礼拝の後に皆で昼食をとりながら、語り合いました。



1月例会  (2004年1月20日) 聖アンデレ教会にて
出席者 森泉ご夫妻、三浦、元村  

聖アンデレ教会では、火曜日の午後に隔週で旧約聖書の学びの場が供されており、今日はそこに
お邪魔させていただきました。この日はちょうどサムエル記(下)に入るところでした。北イスラエル
のサウルから南ユダのダビデに王権が移り、ダビデの正当性をひたすら謙虚に記しているサムエル
記の歴史的背景を聞きながら読む聖書は、とてもわかりやすく皆さんももし興味がありましたら 第1、
3火曜日14時よりお気軽にご参加ください。
(元村記)



2月例会   (2月25日) 目白聖公会ホールにて
講師:森泉先生
テーマ: 最近の少年犯罪・・・その傾向と予防策
出席者 森泉夫人、坂田、佐藤、西牧、村、田島姉(目白より) 外部からのゲスト1名 歌代

大斎始日(灰の水曜日)礼拝堂で河野司祭の聖餐式にあずかった。

戦後の時代背景とは違いこの豊かで便利な現代において凶悪化した少年犯罪のニュースが流れる昨
今増加傾向にある少年(特に中学生)の犯罪は深刻な問題です。かつての少年犯罪には一般的にわか
りやすい動機がありましたが最近は普通の少年が何かのきっかけで衝動的にキレて犯行―というケー
スが多いと言われています。  

1982年神戸で起きた連続殺人事件のA少年の例を通して、少年の悲劇の本質は何かを森泉先生流記
号論的手法で学びました。この手法は個人の背景によって規定されており、無意識のうちに個人を動かし
ているという。印象的だったのは、少年が作り出した「バモイドオキ」なる神の社会言語学的解明です。「少
年は周囲に正しく導く人がいなかったため本能的性欲動に駆り立てられるままに 人格が分裂して近くの弱
き者を殺害しようとした」となり、彼は(空虚感を生めるために)無意識のうちに救いや癒しを求めていたと。
確かに物質文明の発展とは逆に親子関係他者関係が希薄に奈的照るように感じます。ヘッシェルも言いま
す。「子供の問題は他ならぬ親と大人社会の問題です」と。子を持つ親としては先生が行動はもっと有効な
言葉であることを忘れないようにと力説なさっていたことが身にしみました。  

よって今一番求められているのは健全な家庭とそれを支える社会の論理的規範の回復はむろんのこと何
よりも本物の宗教教育の推進と先生はおっしゃいます。わたしたちクリスチャンも社会に少しでも希望を贈
れるように尚一層努力してゆきたいものです。  時折、河野司祭が顔を出され、少年の性犯罪に詳しい 田
島恵子姉も加わって、なごやかな学びの一時でした。 感謝                
(歌代記)


3月例会 (3月31日) 大森聖アグネス教会にて 
佐々木司祭による毎週水曜日に行われる「聖書の学び」
出席者 森泉ご夫妻、歌代、三浦、 ご近所の方でいつも参加されている方、阿部、  

大森聖アグネス教会では毎週水曜日10時30分より 木曜日午後7時より「聖書の学び」が行われています。
ここ3年位この会にジョイントしていますが、今回はMJM東京の参加者のほうが多くて、佐々木司祭も喜ば
れました。 聖書の箇所は使徒言行録21章を読みました。聖パウロのイメージを語り合い和やかな学びの場
になりました。  

その後森泉先生、阿部はエリザベス・シュスラー・フィレンツァの 「聖書:知恵(ソフィア)のパンか、真理の石
か?」 に出席しました。わたしにとっては初めてのフェミニスト神学の講演会でした。          
(阿部記)


4月例会  (4月17日) 四ツ谷カトリックセンターにて
講師:山本祐靖先生 テーマ:キリスト教の教義、礼拝の所作、聖体の意味、などを話し合う。
その後希望者は6時からイグナチオ教会のミサに参加。
出席者 森泉先生ご夫妻、横山(聖テモテ教会)、歌代、三浦、 阿部、

それぞれ教会教派によって異なる細かい礼拝の所作などから始まり、ただ単に批判や自己満足ではなくそこ
にそれぞれの教会生活に対する真摯な思いが語られとても有意義で恵み多い学びの場になりました。山本先
生の担当の例会はファンが多く、いつもMJM東京のような超党派の集まりならではのとてもユニークな話し合
いがもて感謝                    
(阿部記)

4月18日 神田キリスト教会にて
関本先生ご夫妻を囲んで
出席者 山添、若生、佐藤泉、工藤、西牧、
礼拝で「キリスト復活の意味」と題する関本先生によるお説教がありました。教会での皆様との会食に参加した
後、先生ご夫妻を囲んで、MJMからの出席者と、ご家族でイギリスに移住されるという長田さんのご主人、鎌倉
から来られた先生ご夫妻の京都時代からのお弟子さんなどの方々が参加され旧交を温めながら歓談しました。  

また先生は、三鍋首座主教(管区事務所にいらっしゃいます。)に、MJMの迷える子羊たちに東京でのよき相談
者として、お訪ねできるようにとのお計らいで、MJMのメンバーを紹介してくださいました。三鍋先生は、船に乗っ
て船員のためにお働きになったという珍しい経歴をお持ちです。気さくに、何でもご相談くださいとのことでした。  

関本先生は79歳になられたとは思えないほどで、奥様共々お元気そうで何よりでした。先生には、遠くからおいで
いただき感謝申し上げます。



5月例会  (5月26日) 新生教会にて
発題者:新生教会牧師 法亢聖親

テーマ:「教会とは何か」 出席者 景山、西牧、真野滋(新生教会員)、三浦、森泉ご夫妻、 法亢牧師 佐藤光子  

佐藤の開会祈祷後、森泉先生のご希望のテーマで話し合いを持った。はじめに一人ずつ自分にとって教会とは
何かを短く述べた。神と出会う場所、子供時代から自然に日曜日になると足が教会に向く、1週間生きていく力を
頂く、ふるさとのように自分自身が自然体でいられる所、人の意思でなく神の意思は時空を超えていることを確認
する、 日常的世界から離れてクリスチャンとして考える、お金では買えない精神的繋がりがある、キリストの体とし
ての イメージ、神に招かれたものの交わり、MJMは教会という建物を持たない教会、初代教会と同じにテントを畳
んで移動する教会、政教分離が重要といわれるがイエスの行動派はポリティカルである等、

続いて牧師から発題「教会とはなにか」レジュメに沿って進行。

「だからあなたがたは行って、全ての民をわたしの弟子にしなさい」(マタイ28:19)

1) 教会の使命は3要素として「宣教」「教育」「奉仕」である。
2) 伝道論@として(WCC世界キリスト教協議会) Aとして救済史的(創造論)伝道論
3) 存在することに意味があるのでなく伝道することによって教会でありキリストの体としてたてられている意味がある(神学者ウィリアムズ)
4) 礼拝共同体としての教会
5) プロテスタント教会における傾向について  

課題1 社会派  教条派 福音派 
課題2 日本キリスト教団における「伝道」と「宣教」論争 
課題3 祈りと避難場所の家に代表される社会福祉派 
課題4 日本の教会共通課題、高齢化と後継者問題

活発な意見交換があった。 
主の祈りをもって終了。
(佐藤光子記)



6月例会  (6月18日 金 10:30〜12:00) 三鷹教会にて
講師: 加藤牧師 (三鷹教会)
テーマ: 「水」のお話
出席者 森泉ご夫妻、坂田、笈川和子(三鷹教会) 山根弘子
賛美歌 404番(あまつましみず) 聖書  ヨハネによる福音書4章7〜15節

1. ヨハネの福音書における水についてのお話
2. 水についての物語    

水についてお話されたイエスの物語を私たちはどのように聞き受けとめるか。「その人の内で泉となる」水の物語
として イエスの言葉と行いを受けとめたい。

3. 私たちの水の物語    

20世紀が石油の危機とすれば21世紀は水の危機になると言われている。 今後水不足が大きな問題となってくる。
1998年度は水不足による環境難民が「戦争難民」を超えた。



例会以外のMJM東京の活動 (例会以外のそれぞれの情報によりお誘いをし、メンバーの数名が参加したもの)
*1月17日 目白聖公会   「命をみつめて」 J.マシア,S.J.            from 阿部園子
*2月15日 日本キリスト教団 東中野教会
「心」と戦争―高橋哲也し講演会 ―思想・良心・信教の自由と平和を守ろう―            from佐藤光子
* 2月21日 ナザレ修女会 黙想会  お話 大森聖アグネス教会 佐々木司祭           from 阿部園子
* 3月11日 聖公会神学院 黙想会  景山恭子さん指導 参加者 森泉ご夫妻 坂田 歌代 若生 元村 久下
* 3月12日 銀座王子ホール 秦 貴美子 リサイタル      from 景山恭子



7月 総会 (7月12日 10時30分より) 管区事務所 会議室
出席者 森泉ご夫妻 佐藤光子 若生 西牧 三浦 阿部

本年度の反省など
*会費はそのまま(年間1500円)会場費などへの補助も現状のまま
*ホームページのなかでMJM東京の活動を紹介できる可能性について
*賛美歌 聖歌を例会の中で歌ったほうがよいのでは
*テゼの会がなくなったのは残念
*例会担当者の方に出欠の連絡を是非下さい。

2004年9月からの予定 (詳細は電子メールにて前の月にご通知致します)

9月20日 教区フェスティバル 立教大学

9月例会   (9月30日10時30分〜) 管区事務所会議室にて 森泉先生による「祖国愛について」

10月例会 テゼの会 11月5日 7:00〜8:30p.m. イグナチオ教会(四ツ谷) 連絡 03−3997−7178
この会は公開で行われるテゼの会に希望者はご一緒に参加しましょうというものです。阿部は参加するつもりです。
ご連絡くださればご一緒しましょう。

11月例会 英語でのBible Class    担当:若生
11月21日(日) 東中野 新生教会において
お話:「科学と宗教」 山本祐靖氏         
佐藤光子さんからのお誘い

12月例会 クリスマスの会担当:陶浪

2005年 1月例会 沼田ハル子さんのお話 (友愛の灯協会理事・友愛ヘルプ事業責任者)      担当:坂田

2月例会  目白聖公会  担当:歌代 森泉先生による 「子供とインターネット」

3月例会    担当:阿部 

4月例会    担当:元村

5月例会    新生教会にて   担当:佐藤

6月例会   山本祐靖先生と

7月総会   管区事務所会議室にて 



担当 TEKNA編集   
クリスマス号  坂下
イースター号  西牧
8月号     阿部

会計               若生
TEKNA発送 例会連絡      三浦

【お願い】 会費をお振込みください     年会費 1500円    
(同封の振込用紙で、お振込みください。)

その他MJM東京のメンバーとシェアーしたい講演会や話し合いの会がありましたらどうぞご連絡ください。
例会等の通知がほしい方は、三浦までご連絡ください。         
〈MJM東京連絡先〉      
三浦万都美 Email:matsumim@hotmail.com



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